銀行口座の保有数に関する調査が行われ、5個以上銀行口座を持っている人が3割強いることが判明しました。 この結果から、約3人に1人が銀行口座を5個以上持っていることがわかります。 今回は、銀行口座を複数持っておられる場合は、相続が発生した場合に見落とされてしまう可能性について解説します。

目次
1.複数の口座を持つリスクは?
2.複数口座がある場合の対策
3.まとめ

1.複数の口座を持つリスクは?

銀行口座が複数あると将来相続が発生した際に故人の預金の遺産分割協議漏れや解約漏れが発生する可能性があり、後々に何かの拍子で発見された際に相続人間でも紛争が発生したり、最悪の場合はせっかくの預金口座が時効消滅したりする可能性があります。

2.複数口座がある場合の対策

対策としては、故人が生前に遺言やエンディングノートを作成するなどして、相続漏れを防いだり、メインで使っている銀行口座を1つか2つに集約して残りを解約しておくことなどが考えられます。 また、そうした対策をしていない場合には現時点で個人の全ての銀行口座を照会してくれる機関がないため限界もありますが、やはり専門家に相続財産調査を依頼して、故人の財産に漏れがないか探してもらうことが得策となるでしょう。

3.まとめ

銀行口座を複数お持ちの方は、相続が発生した際に相続漏れが起こらないよう生前に口座をまとめたり、銀行名と口座番号がわかるよう遺言書などに書き残しておくことをお勧めします。いずれにしても、相続漏れを防ぐためには、相続に長けた専門家のサポートが必要となってくることが考えられます。相続漏れをしている財産については専門家などに相談することで見つけ出せる場合があるのでお困りの際は専門家に相談してみましょう。

 

司法書士法人やなぎ総合法務事務所では、相続手続きに関するご相談や、ご依頼を数多く扱っており、実務においても、相続手続きに経験豊富な司法書士、弁護士、行政書士、税理士、土地家屋調査士、相続診断士、CFP 等の専門家がご依頼に全力で取り組みます。

また、弊所では大阪(阿倍野区・天王寺)、東京(渋谷区・恵比寿)事務所にて「無料相談・出張相談」も受け付けております。どんな些細なご相談も親身になり耳を傾け、どのようなご依頼でもお客様のご希望、目的に近づけるよう励みます。お気軽にご相談、お問い合わせください。

「よくあるご相談」
相続、家族信託、民事信託、生前贈与、認知症対策、遺言書作成、遺産分割、相続放棄、不動産登記、名義変更、等数多くの書類作成、申請などをおこなっております。

相続サイト
所在地
  • 大阪市阿倍野区阿倍野筋三丁目10番1号 あべのベルタ 3009号
  • 東京都渋谷区東3-6-18 プライムハウス 203号
問い合わせ
その他
  • 受付時間 9:00 ~ 20:00
  • 土日祝日:10:00~18:00
  • 電話予約により時間外対応可能

著者情報

代表 柳本 良太

お問い合わせ

 

    <資格>

  • 2004年 宅地建物取引主任者試験合格
  • 2009年 貸金業務取扱主任者試験合格
  • 2009年 司法書士試験合格
  • 2010年 行政書士試験合格
司法書士法人やなぎ総合法務事務所運営の相続・家族信託相談所